お疲れ様です、ichiです。
DIYを始めたら材料をカットするのに、ノコギリや丸ノコを使う機会が多くなります。
ただ使ってみると、ノコギリは切り終わるまでに時間がかかるし、丸ノコは速くカットができるけど危険な電動工具です。
そんな慣れてきた頃に、欲しくなるのが「スライド丸ノコ」という電動工具。
では、「スライド丸ノコ」と「丸ノコ」では何が違うのでしょう?
今回の記事では、私が使っているスライド丸ノコで使い方をご紹介していきます。
丸ノコとスライド丸ノコでの出来ることの違いや使い方が大きく変わるので、これから購入しようと思っている方はぜひ参考にしてみてください。
丸ノコとスライド丸ノコの違い
スライド丸ノコは、据え置き型の電動ノコギリです。
ノコ刃を有するハンドルを本体に対して押し下げ、スライドすることで材料をカットできる優れものです。
まずは、丸ノコとスライド丸ノコを詳しく紹介していきます。
丸ノコ
丸ノコは、本体を材料に対して切り進めてカットします。
丸ノコの特徴はこちら。
- 固定せずに使うため、取り回しが良い。
- 比較的厚い材料や幅が広い材料でもカットできる。
- 持ち運びが容易。
- 使い方を間違えれば、キックバックのリスク有り。
大きい材料に対して使うには丸ノコの方が適していますが、キックバックといった事故を起こすリスクがあります。
ですが、キックバックを起こさない・起こってもケガをするリスクを下げる方法があるので、木工をするのであれば丸ノコは持っておきたい電動工具の一つです。
詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
スライド丸ノコ
スライド丸ノコは本体に材料をセットしてカットするので、丸ノコに比べて安全で安定したカットができます。
そんなスライド丸ノコの特徴はこちら。
- 本体を平らな場所に置いて使用。
- 薄い材料や幅が狭い材料のカットが得意。
- 本体のサイズや重量があるため、持ち運びには不向き。
- 正確にカットでき、安全に安定したカットが可能。
使い方や使用場面が異なり、丸ノコは大きい材料のカットが得意で、スライド丸ノコは小さい材料を精度よくカットしたい時に有効です。
他にもスライドしない卓上丸ノコもあり、小さい材料であれば丸ノコより精度良くカットできます。
しかし、スライドしないことで切り幅は極端に狭くなるので、卓上丸ノコを購入するのであればスライド丸ノコをおすすめします。
私の愛用『リョービ(現:京セラ)TSS-192』
今回の記事では、私が持っているリョービ(現在は京セラ)のスライド丸ノコを使ってお話していきます。
マキタやハイコーキのスライド丸ノコに比べると、正直劣っている機能が多いです。
しかし、DIYで使うくらいであればとくに問題なく、コスパもいい製品だと思います。
このリョービのTSS-192は廃盤になりましたが、後継品はこちらになります。
下手な海外製のスライド丸ノコを買うより、こちらをおすすめします。
マキタやハイコーキと比べると、半分くらいの価格なのでお勧めです。
スライド丸ノコの使い方
それでは使い方を見ていきましょう。
材料をカットしてみる
スライド丸ノコの最大の長所は、正確に安全に安定した切断ができること。
スライド丸ノコの切断能力によって違いますが、私のTSS-192だと「220mm幅」の材料であればカットできます。
(※ターンテーブル回転0°時)
まずは、基本的な使い方からです。
カットする材料を回転テーブルに載せ、ガイドフェンスに当てた状態でクランプで固定します。
TSS-192は電源コード式のため、コンセントにつなぎ、ハンドルを手前にスライドしてスイッチを入れます。
回転が安定したら、材料に対してハンドルを下ろし押し切るだけです。
各調整方法
切り込み深さ調整
下限位置調整ボルトを回し、調整します。
ボルトの先端が、ストッパー部に当たる長さで調整するように出来ています。
この調整をすると、同じ切り込み深さを連続しておこなえるので、相欠き加工が簡単にできます。
切り込み角度調整
クランプレバーでロックを解除すると、角度を変えることが可能。
45度までのカットができるようになり、簡単に傾斜カットができます。
角度の目盛がついてはいますが参考程度にして、実際に端材を切って確認します。
回転テーブル調整
他にも、回転テーブルを動かした角度をつけることが出来ます。
レバーを上げた状態で、左右に動かすと調整可能。
「15度・22.5度・31.6度・45度」の位置には溝がありピッタリ止まるようになっています。
レーザー位置調整
レーザーがついているものであれば、照射をON・OFFできます。
TSS-192は、ハンドルにスイッチがついています。
レーザーの位置がずれている時は、2つのダイヤルで調整します。
上のダイヤルが角度、下のダイヤルで左右の位置調整が可能です。
実際に刃を当てて、微調整していきます。
持ち運ぶ時の固定方法
スライド丸ノコは持ち運び時にコンパクトになるように、設計されているものがほとんどです。
固定ピンで、ハンドル部を下した状態で固定できます。
さらには、奥行きもコンパクトにできます。
手前にスライドしたら、固定ノブを使ってスライドの固定と解除をします。
ちなみにスライドすると、こんな感じ。
手前にスライドすることで、少しコンパクトになります。
集塵方法
集塵袋が付属されていますが、外せば集塵機につなぐことも可能です。
スライド丸ノコは、集塵袋では周囲への飛散が多いため、クリーンに作業したい方は集塵機につなげての使用が良いです。
まとめ
スライド丸ノコは持っていると、とても便利な電動工具です。
何度も言いますが、正確に安全で安定した作業が可能になります。
しかし丸ノコのように取り回しがいいわけではないので、カット内容に合わせて使用していくと効率が良くなりますね。
私がつくったこのサイクルポートと縁台、ほとんどのカットをこのスライド丸ノコで作業しました。
スライド丸ノコを使うことにより、簡単に効率よく作業できるため、小さい材料を連続してカットする場合その性能を発揮できます。
スライド丸ノコを購入するか悩んでいる方、この記事を参考にぜひ取り入れてみてください。
それでは皆さま、ご安全に。
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