おすすめしたい電動工具スライド丸ノコ!使い方から調整方法ご紹介

DIYを始めたらノコギリや丸ノコを使う機会が多いですが、ノコギリは時間がかかるし、丸ノコは速くカットができるけど危険。

そんな慣れてきた頃に、『スライド丸ノコ』が欲しくなる方もいるのではないでしょうか?

しかし、丸ノコとスライド丸ノコでは出来ることや使い方が大きく違ってきます。

今回の記事では、私が使っているスライド丸ノコで使い方をご紹介していきます。

目次

丸ノコとスライド丸ノコの違い

スライド丸ノコは、据え置き型の電動ノコギリです。

ノコ刃を有するハンドルを本体に対して押し下げ、スライドすることで材料をカットできる優れものです。

丸ノコとスライド丸ノコの違いは、以下の通りです。

丸ノコ

  • 固定せずに使うため、取り回しが良い。
  • 比較的厚い材料や幅が広い材料でもカットできる。
  • 持ち運びが容易。
  • 使い方を間違えれば、キックバックのリスク有り。

スライド丸ノコ

  • 本体を平らな場所に置いて使用。
  • 薄い材料や幅が狭い材料のカットが得意。
  • 本体のサイズや重量があるため、持ち運びには不向き。
  • 正確にカットでき、安全に安定したカットが可能。

使い方や使用場面が異なり、丸ノコは大きい材料のカットが得意で、スライド丸ノコは小さい材料を精度よくカットしたい時に有効です。

他にもスライドしない卓上丸ノコもあり、小さい材料であれば丸ノコより精度良くカットできます。

私の愛用『リョービ(現:京セラ)TSS-192』

今回の記事では、私が持っているリョービ(現在は京セラ)のスライド丸ノコを使ってお話していきます。

マキタやハイコーキのスライド丸ノコに比べると、正直劣っている機能が多いです。

しかしDIYで使うくらいであれば、とくに問題なくコスパがいい製品だと思います。

京セラ Kyocera 旧リョービ 卓上スライド丸ノコ TSS-192 618900A

このリョービのTSS-192は廃盤になりましたが、後継品はこちらになります。

下手な海外製を買うより、こちらを購入した方が良いと思います。

マキタやハイコーキと比べると、半分くらいの価格なのでお勧めです。

スライド丸ノコの使い方

それでは使い方を見ていきましょう。

材料をカットしてみる

スライド丸ノコの最大の長所は、正確に安全に安定した切断ができること。

スライド丸ノコの切断能力によって違いますが、私のTSS-192だと220mm幅の材料であればカットできます。

(※ターンテーブル回転0°時)

基本的な使い方からです。

カットする材料を回転テーブルに載せ、ガイドフェンスに当てた状態でクランプで固定します。

TSS-192は電源コード式のため、コンセントにつなぎ、ハンドルを手前にスライドしてスイッチを入れます。

回転が安定したら、材料に対してハンドルを下ろし押し切るだけです。

各調整方法

切り込み深さ調整

下限位置調整ボルトを回し、調整します。

ボルトの先端が、ストッパー部に当たる長さで調整するように出来ています。

この調整をすると、同じ切り込み深さを連続しておこなえるので、相欠き加工が簡単にできます。

切り込み角度調整

クランプレバーでロックを解除すると、角度を変えることが可能。

45度までのカットができるようになり、簡単に傾斜カットができます。

角度の目盛がついてはいますが参考程度にして、実際に端材を切って確認してみた方がいいと思います。

回転テーブル調整

他にも、回転テーブルを動かした角度をつけることが出来ます。

レバーを上げた状態で、左右に動かすと調整可能。

15度・22.5度・31.6度・45度の位置には溝がありピッタリ止まるようになっています。

レーザー位置調整

レーザーがついているものであれば、ON・OFFができます。

TSS-192は、ハンドルにスイッチがついています。

赤い点線が材料に表示

レーザーの位置がずれている時は、2つのダイヤルで調整します。

上のダイヤルが角度、下のダイヤルで左右の位置調整が可能。

実際に刃を当てて、微調整していきます。

持ち運ぶ時の固定方法

固定ピンで、ハンドル部を下した状態で固定できます。

固定ノブを使って、スライドの固定と解除をします。

ちなみにスライドすると、こんな感じ。

前にスライドすることで、少しコンパクトになります。

集塵方法

集塵袋が付属されていますが、外せば集塵機につなぐことも可能です。

スライド丸ノコは、集塵袋では周囲への飛散が多いため、クリーンに作業したい方は集塵機につなげての使用が良いです。

まとめ

スライド丸ノコは持っていると、とても便利な電動工具です。

何度も言いますが、正確に安全で安定した作業が可能になります。

しかし丸ノコのように取り回しがいいわけではないので、カット内容に合わせて使用していくと良いです。

私がつくったこのサイクルポートと縁台、ほとんどのカットをこのスライド丸ノコで作業しました。

スライド丸ノコを使うことにより、簡単に効率よく作業できるため、小さい材料を連続してカットする場合その性能を発揮できます。

スライド丸ノコを購入するか悩んでいる方、この記事を参考にぜひ取り入れてみてください。

それでは皆さま、ご安全に。

今回紹介した工具

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