電動工具のサンダーにはいくつか種類があって、その中でも「オービタルサンダー」と「ランダムサンダー」のどちらを買ったらいいのか、悩んでいる方もいるのではないでしょうか?
サンダーを買おうと思うんだけど、オービタルサンダーとランダムサンダーのどっちを買った方がいいんだろう?
違いがよく分からないなぁ…
私はオービタルサンダーとランダムサンダーのどちらも使っていますが、それぞれ能力に違いがあります。
目的に合った方を選ぶのが、一番良いと言えます。
え、それだと最初から両方買わないといけないじゃん…
どっちも買うお金なんてないよ!
2つのサンダーを買うと、出費が大きいですよね。
そこで個人的な意見になりますが、実際に2つのサンダーを使ってみて「最初にどちらのサンダーを買った方がいいのか?」の解説もしていこうと思います。
- 「オービタルサンダー」「ランダムサンダー」能力の違い
- 「オービタルサンダー」「ランダムサンダー」研磨能力の違い
- 「オービタルサンダー」「ランダムサンダー」使い分け
- 最初に購入した方がいいサンダー
それぞれのサンダーについて詳しく解説した記事もあるので、そちらも合わせてチェックしてみてください。
「オービタル」と「ランダム」それぞれのサンダーの違い
パッドの形状
どちらのサンダーも使用目的は同じですが、パッド部の形状が違います。
写真を見てのとおり、オービタルサンダーは長方形、ランダムサンダーは円形の形状になっていますよね。
オービタルサンダーは幅広い材料の研磨に向いており、ランダムサンダーは平面に緩やかな曲面にも対応できます。
サンドペーパーの種類
オービタルサンダーのサンドペーパー
オービタルサンダーは、凡用の紙ヤスリや専用サンドペーパーもあり、いろいろなサンドペーパーを使うことができます。
サンドペーパーは消耗品であるため、少しでも安く使いたい方はオービタルサンダーを選んだ方がいいのかもしれません。
私がオービタルサンダーで使っているのは、SK11から販売されている「ポリネットシート」です。
表裏の両面が使えて、目詰まりしにくいため耐久性が高いため気に入っています。
ランダムサンダーのサンドペーパー
ランダムサンダーは、その形状から専用のサンドペーパーしか選ぶことができません。
紙ヤスリに比べると高価になるので、消耗品にかかる費用はオービタルサンダーに比べ少し上がります。
私が使っているのは、さきほどと同じSK11から販売されているランダムサンダー用ペーパーです。
均一な研磨ができ、研磨跡も残りにくいのでおすすめです。
研磨力の違い
オービタルサンダーの研磨能力
オービタルサンダーは、平面研磨と滑らかな仕上げが得意なサンダーです。
研磨力を重視するというより、仕上がりを重視するイメージですね。
パット部の動きが少ないので、木の粉が舞い上がりにくいですが排出性は劣ります。
ランダムサンダーの研磨能力
ランダムサンダーは、小刻みに振動しながら回転運動を行うので研磨力が高いサンダーです。
平らな面だけではなく、緩やかな曲面の研磨に適しています。
それぞれの研磨能力を比較
- オービタルサンダー
-
- 平面の研磨が得意
- 仕上げ研磨に適している
- 塗装前の下地処理
- 扱いやすい
- ランダムサンダー
-
- 研磨力が強い
- 研磨傷が少ない
- 曲面の研磨が得意
- 傷を消したり、目違いの修正
オービタルサンダーは仕上げサンダーとも呼ばれており、その名のとおり繊細な研磨が得意な印象。
ランダムサンダーは研磨力が高く、さまざまな場面で活躍できる優等生タイプですね。
それぞれ適した使い道があり、両方持っておくと使い分けることができます。
どちらかのサンダーを買うなら?
それぞれの違いや使い分けると便利なのは分かったけど、両方買うなんて無理だよ。
最初にどちらか1つのサンダーしか買えない場合、どっちを買ったらいいの?
それは自分がこれから「何を作っていくか」を考えると、選択しやすいぞ。
これまで解説してきたそれぞれの能力を考えて選ぶんだ。
費用的にどちらか1つのサンダーしか買えないって方もいると思います。
他にも、家具を製作するのか、ちょっとした小物をつくっていきたいのかで選ぶサンダーが変わると思います。
私がおすすめする最初に購入するサンダーは、『ランダムサンダー』です。
平面だけでなく曲面の研磨も可能で、木材の傷や接合した時の目違いの修正もできるので、これ1つあればだいたい対応できます。
私が最初に買ったサンダーもランダムサンダーでしたが、DIYを始めたばかりの頃は家具などより小物を製作することが多かったので十分でした。
逆にいきなり大物家具を作りたい方には、オービタルサンダーが必要なのかもしれませんね。
まとめ
オービタルサンダーとランダムサンダーにも、適した使い方や使い分ける理由があります。
両方持っておくと効率よく作業でき仕上がりも違ってきますが、最初に購入するサンダーで悩んでいる方は製作する作品の用途に合わせて選ぶといいと思います。
ご自身に適したサンダーを考えてみてください。
それでは皆さま、ご安全に。
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