サンダーにも、いくつか種類があります。
- オービタルサンダー(仕上げサンダー)
- ランダムサンダー(オービットサンダー)
- ミニサンダー
- ベルトサンダー
DIYで木工するにも、それぞれ使用する用途に合わせて使い分けると、作業効率が上がります。
今回は、この中の「ランダムサンダー」についてのお話しです。
私の場合、ランダムサンダーは曲面や強めに研磨したい時に使用しています。
ランダムサンダーがあると、家具にしても小物にしても木工DIYではとても心強い存在です。
この記事では、私が使っているマキタのランダムサンダー「BO180D」の使い方とレビューについて解説します。
以前に、オービタルサンダー「BO380D」についての解説もしているので、よければそちらも読んでみてください。
ランダムサンダー(オービットサンダー)とは?
ランダムサンダーは円形のパッドという特殊な形状をしており、平面はもちろん、曲面の研磨にも適したサンダーです。
パッド部分の回転と同時に振動する働きがあり、オービタルサンダーに比べて研磨力が強いのも特長ですね。
DIY以外にも、車のワックスがけなどにも使えるので、幅広いジャンルで使用できます。
ランダムオービットサンダー『BO180D』は実際使い勝手どうなの?
解説の前に、実際に使ってきた感想をさきに言ってしまうと、とても便利です。
私はオービタルサンダーもランダムサンダーと同じ頻度で使っていますが、ランダムサンダーがあると助かる場面が多かったりします。
さきほどもお話したように、平面や曲面にも使え、研磨力が高いことで荒い研磨から仕上げの研磨まで可能でオールラウンダー的存在。
メリットがとても多いサンダーです。
BO180Dの機能
パッド寸法 | Φ123mm |
ペーパー寸法 | Φ125mm |
回転数 (min-1)[回転/分] | 高速 11,000 中速 9,500 低速 7,000 |
電源 | 18V |
1充電あたりの作業時間目安 (BL1860B装着時) | 高速 約40分 中速 約44分 低速 約1時間20分 |
振動3軸合成値 ( EN60745-2-4規格) | 2.5m/s2 |
本体寸法 | 長さ 175mm 幅 123mm 高さ 153mm |
質量 (BL1860B装着時) | 1.7㎏ |
電源は18Vなので、バッテリーは18Vに対応したものを使います。
それほど重くないので、扱いやすいサンダーです。
BO180Dの特長
パワフルな研磨力とコードレスで身軽で優秀
回転数はAC機と同等で、コードレスのためどこでも使える手軽さが長所です。
サンダーでコードがあると、何かと邪魔になるんでコードレスをおすすめします。
圧倒的に扱いやすい
重心位置が中心にあり安定しやすく、使っていても暴れることがなくスムーズに作業できます。
サンダーによっては暴れだすモノもあるので、使ってみると明らかに違います。
手にフィットする握りやすさ
片手でも両手でも、握りやすい形状になっています。
使っていると、なかなか心地良いグリップで気に入ってます。
自己吸塵機能でクリーンな作業環境維持
いくつか穴があいていますが、研磨と同時に木紛を吸塵してくれます。
サンディング後の汚れが減少するので、ありがたい機能です。
BO180Dの使い方
サンドペーパー取り付け・取り外し方法
マジックペーパー式になっているので、取り付けは穴の位置を合わせて貼りつけます。
取り外す時は、ベリベリ剥がすだけの簡単な付け外しになっています。
おすすめのサンドペーパーは、SK11のサンドペーパーです。
番手も豊富で、品質も耐久性も文句なしのサンドペーパーです。
ダストバッグ取り付け
ダストバッグ取り付けは接続部が下側になるように、本体に取り付けます。
もちろん径が合えば、集塵機につなぐこともできます。
集塵機についても過去に記事にしているので、詳しく知りたい方やお探しの方は、合わせてチェックしてみてください。
しかし、サンダーの場合はダストバッグでも十分集めることができるので、集塵機がなくても大丈夫です。
起動と停止に速度調整
3段階のスイッチを押すと起動し、「⓪」を押すと停止します。
起動中にさらに同じスイッチを押すと、3段階で速度が切り替わります。
「高速③ → 中速② → 低速① → 高速③ …」の順に切り替わり、次回起動したときは高速③からスタートします。
研磨してみる
起動した後、回転が完全に上昇したら材料に対して均一に当て、軽く押さえる程度で作業します。
進める方向は左右前後なく、自由に動かしてOKです。
同じ個所に当て続けると、研磨によって材料が波打ってしまうため、均一に進めます。
研磨した木材の状態ですが、線の右側が研磨前で、右が研磨後です。
ランダムサンダーはパワフルな研磨力のため、一瞬で表面が滑らかになります。
まとめ
今回は、ランダムオービットサンダー『BO180D』についてお話してきました。
家具にも小物作りでも使える、ランダムサンダー。
凡庸性が高く、高い研磨力、取り回しも良くコンパクトなため、使い勝手は抜群です。
サンダーをお探しの方は、ぜひ検討してみてください。
それでは皆さま、ご安全に。
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