これまでのDIYによる製作によって、エブリイの収納もある程度増えて、必要最低限の快適性は確保してきました。
今回はさらに収納を増やすべく、壁掛け収納棚を追加します。
前々から作ろうとは思っていましたが、どういったカタチで作るか決まらず中断。
今回、やっと作りたいイメージが固まったので製作に踏み切りました。
見た目もおしゃれで、収納力もアップする自作棚。
ぜひ最後まで見ていってください。
YouTubeでも作り方を紹介しています。
動画で観たい方は、こちらをご覧ください。
壁掛け収納棚をつくることにしたキッカケ
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/06/every-wall-storage-33.jpg)
今の状態としては、これまで製作してきた「折りたたみテーブル」や「アルミパイプを使った棚」を設置しています。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/06/every-wall-storage-62.jpg)
いつかは何かをつけようと、余らしていた空間。
何をつけようか考えてきましたが、快適性を上げるために収納を増やすことにしました。
ただ、個人的にはここが一番の見栄えスポット。
簡単に作らず、ちょっとデザインもこだわり製作してみます。
サイドパネルや折りたたみテーブルなどの製作については、過去の記事で作り方を紹介しているので、興味がある方はチェックしてみてください。
タテ型側のパーツ製作
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/06/every-wall-storage-30.jpg)
今回はパーツの下準備は順番にしていきました。
タテ型の収納を先に準備して、ヨコ型の準備をしていきます。
型取りをしていく
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/06/every-wall-storage-39.jpg)
今回つくる棚は、壁から天井にかけて丸みがあるこの形状に合わせて棚をつくります。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/06/img_1640-1.jpg)
そこで使うのが、この「型取りゲージ」です。
これがあれば、やっかいな形状も型取りできる優れものアイテム。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/06/every-wall-storage-37.jpg)
使い方は、型を取りたい箇所に当て押し込むだけ。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/06/every-wall-storage-38.jpg)
あとは、型取りゲージをそのまま木材に書き写して完了です。
材料を必要なサイズにカットする
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/06/every-wall-storage-2.jpg)
まずは、各パーツのサイズにカットしていきます。
手持ちの丸ノコでカットしていきましたが、今回の場合はスライド丸ノコを使った方が早かったですね。
タテ型側は、側板・棚板・背板となる3つのパーツを作りました。
曲線部分をカットする
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/06/every-wall-storage-17.jpg)
必要なサイズにカットしたら、曲線部分を切っていきます。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/06/every-wall-storage-12.jpg)
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/06/every-wall-storage-16.jpg)
ジグソーを使うと、簡単に曲線が切れます。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/06/every-wall-storage-6.jpg)
実際に取り付け位置に合わせてみます。
まあまあ合っているので、今回はこれでヨシとします。
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位置によって微妙に形状が違うので、取付位置に合わせて作っていきます。
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同じように型取りゲージで下書きしてカットします。
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手前側は邪魔になりそうだったので、切り抜くことにしました。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/06/every-wall-storage-1.jpg)
これで、タテ型の側板ができました。
壁に取り付けるボルトを通す穴あけ
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棚を設置するのに、今回はビスではなくボルトを使うので、背板にボルトを通す穴をあけておきます。
使うボルトはM4サイズなので、穴の径は6mmにしました。
ビスケット接合するための溝掘り
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タテ型の組み立てはビスケットで接合するので、ジョイントカッターで溝加工していきます。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/06/every-wall-storage-15.jpg)
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/06/every-wall-storage-21.jpg)
棚板・側板を固定する箇所に溝をつくります。
ヨコ型側のパーツ製作
材料を必要なサイズにカットする
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ヨコ型の棚は、箱をつくって化粧板を取り付けます。
各サイズにカットしていきます。
化粧板と背板のアール加工
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見た目を良くするために、化粧板と背板の端をまるくします。
コンパスを使って、下書き。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/06/every-wall-storage-5.jpg)
ラインに合わせて、ジグソーでカットします。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/06/every-wall-storage-19.jpg)
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/06/every-wall-storage-58.jpg)
ジグソーで切った状態だとカタチがきれいではなく、断面もガタガタなのでサンダーで整えておきます。
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完成形はこんな感じに。
壁に取り付けるボルトを通す穴あけ
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/06/every-wall-storage-42.jpg)
ヨコ型の棚も、背板にボルトを通す穴あけをしておきます。
捨て材の上で穴をあけると、バリが出にくいです。
面取りと研磨をする
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各パーツを面取りと研磨をして、仕上げていきます。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/06/every-wall-storage-49.jpg)
丸みを出したい箇所は、トリマーを使って面取りします。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/06/every-wall-storage-52.jpg)
表面は、サンダーを使って研磨。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/06/every-wall-storage-54.jpg)
軽い面取りでいい箇所は、紙ヤスリで研磨します。
サンダーに比べて時間はかかりますが、手作業だと細かい研磨ができキレイに仕上がります。
棚を組み立てる
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今回2つの棚を固定するため、組み立てるのに順番があります。
最初にヨコ型の棚を組み立てますが、背板以外の部分をビスで固定していきます。
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背板以外を固定したら、前板の裏側から化粧板をビスで固定します。
この時に背板があるとビス止めできないので、背板を最後に組み立てるわけです。
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これを反対側も同様につくって、ヨコ型の棚が完成です。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/06/every-wall-storage-60.jpg)
次にタテ型の棚ですが、組み立てる前に側板の内側からヨコ型の棚をビスで固定します。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/06/every-wall-storage-57.jpg)
側板にヨコ型の棚を固定したら、ボンドを接合部につけていきます。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/06/every-wall-storage-59.jpg)
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/06/every-wall-storage-50.jpg)
ビスケットを溝に入れて、各パーツを組み合わせます。
最後に、クランプで固定してしばらく放置。
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収納したものが落ちないように、前側にストッパーも取り付けました。
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これで、壁掛け収納棚の完成です。
エブリイに棚を取り付ける
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/06/every-wall-storage-44.jpg)
棚の取り付けは、サイドパネルにボルトで固定します。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/06/every-wall-storage-45.jpg)
ボルトの位置に、鬼目ナットを入れていきます。
M4対応の鬼目ナットなので、まず6mmの径で下穴をあけます。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/06/every-wall-storage-48.jpg)
六角レンチを使って、鬼目ナットを埋め込み、M4ボルトで棚を固定。
壁掛け収納棚の完成
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壁掛け収納棚の完成です。
両サイド同じ位置に取り付け、サイズも同じに作ったので、統一感があります。
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天井とのクリアランスも、ボチボチではないでしょうか。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/06/every-wall-storage-23.jpg)
より一層、キャンピングカーらしくなってきましたね。
まとめ
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今回のDIYは、エブリイの壁掛け収納棚を紹介してきました。
収納力アップでデザインもよく、DIYでもこれだけ作れたら個人的に大満足。
これからエブリイをカスタムしようと思っている方の参考になれば嬉しいです。
それでは皆さま、ご安全に。
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