今回もエブリイのDIYご紹介です。
エブリイでは資材の運搬の他に、休憩や車中泊でも活用していこうと思っています。
そこで荷室に、折りたたみテーブルを作ることにしました。
しかし、ただ折りたたみテーブルをつけるのは物足りないと思い、ちょっとした物が置ける壁掛け棚もつくることに。
その完成品がこちら。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/01/folding-table-17.jpg)
棚はそれほど物が置ける広さはありませんが、小物や飲み物を置けるくらいのスペースはあります。
しかも端材で作ったので、費用は折りたたみブラケットのみ。
作り方も簡単なので、ぜひ参考にしてみてください。
ただ今回は、「ジョイントカッター」という電動工具を使って組み立てていきます。
特殊な工具を使いますが、ビスで組み立てることも出来るので、最後まで読んでいただけると嬉しいです。
YouTubeでも公開しているので、動画で観たい方はこちらをどうぞ。
材料のカット
今回は端材を使うので、各サイズにカットしていきます。
購入するのであれば、ホームセンターのカットサービスを利用したら短縮できます。
各寸法はこちら。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/01/folding-table-61.jpg)
私は杉無垢ボードの端材を使いましたが、棚部分はワンバイ材、背板やテーブルは集成材とかでも製作可能です。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/01/folding-table-29.jpg)
丸ノコを使って、カットしていきます。
テーブルとなる材料は、背板より数mmほど幅を小さくカット。
折りたたみ式で上下に可動するので、側板と干渉しないための対策です。
背板にボルトを通す穴をあける
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/01/folding-table-35.jpg)
エブリイにはユーティリティナットがあり、その穴を利用してボルトで固定します。
そのため、ボルトを通す穴を背板にあける必要があります。
使うボルトサイズは「M6」なので、ちょっと大きめの10mmの穴あけをしていきます。
穴あけに使うのは、竹用ドリル。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/01/folding-table-51.jpg)
竹用ドリルは普通のドリルより切れ味がよく、きれいな穴があくのでおすすめです。
詳しく知りたい方は、こちらの記事をどうぞ。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/01/folding-table-47.jpg)
切れ味が抜群で仕上がりもいいので、1つ持っておくと重宝します。
まだ持っていない方は、検討してみてください。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/01/folding-table-46.jpg)
穴をあける時は、いらない端材などの上でおこないます。
いくら竹用ドリルでも反対側はバリができてしまうので、当て木をすることで対策できます。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/01/folding-table-45.jpg)
荷室の左右どちらでも使えるように、4つ穴をあけておきました。
2つの板を接合してテーブル製作
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/01/folding-table-27.jpg)
ちょうどいい奥行きの材料がなかったので、2つの板材を合わせて1つの板材にします。
これは幅の広い集成材などがあれば必要のない工程なので、その場合は次の見出しまで飛ばしてください。
接合に使うのは、ジョイントカッター。
この電動工具があれば、ビスケットと呼ばれる部材を使って、木材同士を接合することができます。
過去に解説した記事があるので、詳しく知りたい方はこちらからチェックしてみてください。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/01/folding-table-12.jpg)
2つの木材それぞれにジョイントカッターで溝を掘っていきます。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/01/folding-table-3.jpg)
溝ができたら、接着箇所にボンドをつけていきます。
溝部分にも、しっかりボンドを流し込むように注意。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/01/folding-table-9.jpg)
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/01/folding-table.jpg)
片方の溝にビスケットを差し込み、2つの木材を接合します。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/01/folding-table-11.jpg)
その後、クランプを使って固定した状態で、しばらく放置。
ジョイントカッターで組み立てのための溝加工
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/01/folding-table-5.jpg)
今回はビスは使わず、ビスケットで組み立てていくので、引き続きジョイントカッターを使って溝加工していきます。
普通にビスで固定してもよかったんですが、ネジ頭を見せたくなかったので、この接合方法にしました。
なのでビスで固定する場合は、この工程も不要です。
トリマーを使って面取り
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/01/folding-table-1.jpg)
トリマーにポーズ面ビットを装着して、各材料を面取りします。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/01/folding-table-48.jpg)
テーブルは完全に固定されるまで待ち、固定されたらクランプを外し、両端を揃えるためにカット。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/01/folding-table-2.jpg)
両端を揃えたら、面取りします。
サンダーを使って研磨する
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/01/folding-table-58.jpg)
加工・面取りができたら、仕上げにサンディング。
今回は、最終的に400番までかけておきました。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/01/folding-table-18.jpg)
これで、材料の下準備は完了です。
棚の組み立て
棚の方もジョイントカッターを使ってビスケットで固定していきますが、ビスで固定することもできます。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/01/folding-table-42.jpg)
ここでもテーブル接合と同じように、ジョイントカッターを使っていきます。
同様に、ボンドとビスケットで固定。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/01/folding-table-40.jpg)
接合後も同じように、クランプで固定して放置します。
折りたたみブラケット取り付け
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/01/folding-table-30.jpg)
折りたたみ式にするので、折りたたみブラケットを取り付けます。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/01/folding-table-33.jpg)
まずはテーブル側に固定。
付属されていたビスを使いますが、反対側を突き抜けないか注意します。
ブラケットの端に合わせて固定すると背板に干渉するので、端から5mmほど前に出して固定します。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/01/folding-table-37.jpg)
さきほど組み立てた棚がしっかり固定されていたら、棚側にブラケットを固定していきます。
テーブルが棚の側板に接しないように取り付けます。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/01/folding-table-55.jpg)
取り付けたら、念のため動かしてみて動作に問題ないか確認しておきます。
車に折りたたみテーブル取り付け
ボルトを使って、エブリイのユーティリティナットの穴に固定します。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/01/folding-table-62.jpg)
そのまま取り付けると、振動でギシギシ音がしそうだったので、車と棚の間にゴムスペーサーを挟みました。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/01/folding-table-59.jpg)
ボルトで固定していきます。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/01/folding-table-57.jpg)
取り付けたら、問題ないか最終確認。
壁掛け棚&折りたたみテーブルの完成
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/01/folding-table-56.jpg)
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/01/folding-table-16.jpg)
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/01/folding-table-20.jpg)
無事に取り付け完了です。
とてもシンプルですが、逆に飽きがこなくていいのではないでしょうか?
作り方も簡単なので、一日あれば製作可能です。
振動によるブラケットの音対策
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/01/folding-table-54.jpg)
実際に運転してみたら、ブラケットが振動でガチャガチャ音がするので対策します。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/01/img_6806.jpg)
百均のマグネットをブラケットの間につけると、ガチャガチャ音が消えました。
もし悩んでいる方がいたら、お試しを。
まとめ
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/01/folding-table-17.jpg)
今回は壁掛け棚&折りたたみテーブルのDIYをご紹介しました。
ジョイントカッターをメインに使いましたが、ビスで固定する場合も作り方は同じになります。
簡単なDIYなので、ぜひチャレンジしてみてください。
それでは皆さま、ご安全に。
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