お疲れ様です、ichiです。
今回は以前、エブリイDA17Vにつくった「センターコンソール」を新しく作り直すDIYになります。
理由としては使い勝手の悪さもあるのですが、前の記事で純正ディスプレイオーディオからATOTO製オーディオに交換して、オーディオから出ているUSB延長ケーブルが垂れ下がっている問題。
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そのUSB延長ケーブルを隠すためにも、センターコンソールを利用して対策していきます。
センターコンソールに収納するのは、スマホやドリンク・灰皿置き場などさまざま。
今回のセンターコンソールはそんな小物を個別に収納できる自分だけの専用設計、さらに制作費2000円以内で製作していきます。
「前回のセンターコンソールの製作」や「ATOTOのAndroidオーディオ」も紹介しているので、ぜひそちらの記事も合わせてご覧ください。
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YouTubeでも配信しているので、動画で観たい方はこちらをご覧ください。
センターコンソールの作り方
DIYでつくるので、木材をつかった完全オリジナル仕様になります。
材料からデザインまで、以前と変更して作っていきます。
材料
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以前のセンターコンソールはスギの集成材で作りましたが、今回はアカシア集成材で作っていきます。
アカシア集成材でつくるとアウトドア感がでて、意外に車内にも調和してくれるのでおすすめです。
これまで「肘置き」や「サンバイザー」などもアカシア集成材で作ってきましたが、車内の雰囲気が変わりとても気に入っています。
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キャンプや車中泊などのアウトドアが好きな方には、最適な材料です。
設置場所に合わせた型取りと墨付け
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きれいに収めるためにも設置場所に合わせて、カタチをつくる必要があります。
前回ではダンボールを使って型を取って、材料を加工しました。
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今回はその時に型取りが出来ているので、これまで使っていたセンターコンソールを使って型を取っていきます。
(設置場所から型を取る方法は、前回のセンターコンソールの記事でご確認ください)
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天板と底板は必要な長さでカットするので、カットする位置に墨線をひいておきます。
天板は「320mm」、底板は「250mm」くらいの長さ。
幅は前回のセンターコンソールが80mmほどでしたが、今回はもう少し大きくしたかったので元々の材料幅「100mm」をそのまま使います。
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さらに天板となる材料に、小物を収納する穴の位置やカタチを決めていきます。
私が収納するものとしては、灰皿orドリンク・スマホ・IQOS、それとUSB延長ケーブルに接続したエーブルを通す穴も必要です。
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悩みに悩んだ結果、こんな感じに穴をくり抜いていきます。
果たして、どんな仕上がりになるのか楽しみです。
側板・天板・底板のカット
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設置場所の形状に合わせて作るため、アールに加工する必要があります。
まずは曲線部分を、ジグソーでカットしておきます。
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残るは直線部分。
ここは丸ノコを使った方がきれいにカット出来るので、丸ノコで切っていきます。
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天板と底板となる材料もカット。
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これで、各パーツの切り出しが完了。
前回のセンターコンソールから型取りできたので、ここまであっという間でした。
天板の穴あけ加工
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前回のセンターコンソールはこの適当な2つの穴で使いにくかったので、今回は各小物専用ホルダーで仕上げます。
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まずは片刃フリーカッターを使って、灰皿orドリンク置き場となる「直径80mm」の穴をあけました。
この片刃フリーカッターは大きな穴も簡単にあけられますが、かなり危険なので使う場合は細心の注意で作業してください。
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次は、小物を収納する穴をあけます。
ここでは、35mmのボアビットを使って穴をあけます。
貫通までに時間はかかりますが、片刃フリカッターに比べて安全に穴あけできます。
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次に、12mmの竹用ドリルに付け替えてケーブルを通す穴をあけます。
竹用ドリルは他にもサイズがありますが、サクサク掘れてきれいな穴あけが出来るのでおすすめです。
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他のスマホを収納する部分はジグソーでくり抜いていきますが、ジグソーのブレードを通す穴が必要なのでついでにその穴もあけておきました。
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あけた穴からブレードを通して、ジグソーでカットします。
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これで、穴あけ加工は完了。
穴をくり抜いたら、それらしいカタチになってきました。
面取りと研磨をする
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穴の部分はケバだってまだ荒いので、研磨して仕上げていきます。
荒すぎる部分は、ヤスリで削って整えます。
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仕上げにサンドペーパーで磨いて、
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面取りもサンドペーパーでおこないましたが、2つの丸い穴だけはトリマーにボーズ面ビットをセットして面取りしました。
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最後にサンダーを使って、全体を研磨します。
研磨しなくても表面はきれいですが、400番までかけておきました。
側板に天板・底板を差し込むための溝掘り
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前回のセンターコンソールと同じで、今回も側板に溝を掘り、天板・底板をそこに差し込むカタチで組んでいきます。
溝は側板の上端に対して、平行に掘らなければいけません。
まずは、その溝の掘る位置を罫書きます。
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上端と平行に罫書くなんてなかなか大変ですが、「毛引」があると楽勝です。
毛引を使うことで、端から決まった距離で一定に罫書くことが可能。
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欠点としては、刃で跡をつけることになるのでキズができます。
見せたくない部分では使えませんが、隠れる部分なら問題ありません。
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トリマーにストレートビットをセットして、掘り込む深さを「5mm」に調整。
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罫書き線の中を、トリマーで掘っていきます。
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最後にトリマーでは端まで掘れないため、ノミで直角に仕上げます。
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天板と底板が、溝の中にきちんと差し込めるか確認。
これで加工から仕上げまでの下準備が全て終わりました。
組み立て
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それでは各パーツの加工ができたので、組み立てていきましょう。
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組み立てで使うのは、ボンドのみ。
トリマーで掘った溝に、ボンドをつけていきます。
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あとは天板と底板を、溝にはめ込んで
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クランプで固定して、接着されるまで置いておきます。
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アール部分に緩衝材としてフェルトを貼って、組み立て完了です。
蜜蝋ワックスで塗装する
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最後に塗装して仕上げます。
塗料は、いつもの蜜蝋ワックス。
アカシア材はオイル塗装すると色合いが激変するので、蜜蝋ワックスとは相性抜群です。
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艶が出て、鮮やかな色合いに変化。
匂いもないので、蜜蝋ワックスおすすめです。
センターコンソールの完成
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センターコンソールの完成です。
思った以上に上手にできて大満足。
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前回のセンターコンソールと比較してみると、サイズもひと回り大きくなり、デザインも良くなりました。
作り方は基本的に同じですが、以前より加工もきれいに出来て技術が上がっていることも実感。
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収納部分も素人感がなくて、我ながら上手に出来ています。
これは作り直して良かったです。
エブリイにセンターコンソールを設置
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設置場所に合わせて作ったので、フィッティングはバッチリです。
アカシア集成材になって、前より雰囲気が合っています。
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実際に小物を収納してみました。
文句のつけようがないくらいの専用設計です。
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灰皿置き場は穴が大きいので、ペットボトルも入ります。
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USB延長ケーブルは、センターコンソールの中にそのまま入れて収納。
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USB延長ケーブルにつなげたケーブルは、奥の4つの穴から出して使用します。
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スマホを収納できるので、充電時はこんな感じで使えます。
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DIYで作ったにしては、かなり上出来ではないでしょうか。
まとめ
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2024/05/center-console-21.jpg)
DIYでつくる完全オリジナル仕様のセンターコンソール、いかがでしたか?
低コストで自作のセンターコンソールでも、これだけ立派なモノが作れました。
既製品が販売されていますが、自分好みの使いやすく好きなデザインで作ってみるのもいいのではないでしょうか。
よかったら参考にしてみてください。
それでは皆さま、ご安全に。
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