お疲れ様です、ichiです。
今回は前回に続き、自宅の作業部屋を作っていきます。
木工DIYをするのに作業台は必須ですが、皆さんはどんな作業台を使っていますか?
この記事では、作業台にもなる「ウマ」の作り方をご紹介していきます。
狭い作業部屋で使うには、ちょうどいい軽さとサイズなので、ぜひ参考にしてみてください。
YouTubeでも作り方を解説しているので、動画で観たい方はこちらをご覧ください。
まずは完成品
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/07/sohorse-15.jpg)
今回つくったウマが、こちらです。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/07/sohorse-17.jpg)
2つのウマを重ねることができて、省スペースに置くことができます。
材料も1×4材を使っているので、とても軽く持ち運びもしやすい。
使い勝手のいいウマになっています。
ウマが必要の理由
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/07/sohorse-42.jpg)
私は以前に作業台を作ったんですが、この作業台は据え置きタイプの電動工具で使っています。
(作業部屋を作り込んでいる途中なので、散らかっているのはご勘弁を…)
そのため作業をする場所がなくなったんですが、もう一つ作業台を作るとこの6畳の部屋ではかなり狭い…
そこでコンパクトに収納できて、自由に作業場所をつくれるウマをつくることにしました。
ウマがあれば作業台にもなり、メリットしかありません。
材料
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使う材料は、1×4材を4本。
今回はスギの1×4材で、長さが2000mmのものを使いました。
もちろん、SPFの1×4材でも大丈夫です。
脚部分の製作
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/07/sohorse-1.jpg)
まずは、脚部分の製作から始めます。
今回、主に使う電動工具はスライド丸ノコ。
スライド丸ノコがあれば簡単に作れますが、なければ手持ちの丸ノコでも大丈夫です。
それでは、ウマを作っていきましょう。
脚となる材料を必要な長さにカット
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/07/sohorse.jpg)
ひとまず必要な長さにカットしますが、高さをいくらにするかで変わってきますよね。
木工作業台の基準となる高さを調べてみました。
- 屋内(スリッパを履いている想定)
身長 ÷ 2 - 屋外(靴などを履いている想定)
身長 ÷ 2 + 50mm
私の場合はこれよりもっと低くしましたが、参考にしてみてください。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/07/sohorse-9.jpg)
天板の1×4材の厚み19mmを引いた長さでカットします。
脚は全部で4つ必要なので、8本切り出します。
脚となる材料を角度をつけてカット
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/07/sohorse-8.jpg)
今回のウマは、角度をつける必要があります。
その角度は10度。
スライド丸ノコの回転テーブルの角度を、10度に調整します。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/07/sohorse-5.jpg)
10度に調整したスライド丸ノコで、先ほどカットした材料全ての端をカットしていきます。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/07/sohorse-7.jpg)
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/07/sohorse-37.jpg)
出来上がりのカタチは、平行四辺形になります。
台形にならないように注意してくださいね。
天板・補強材の製作
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/07/sohorse-35.jpg)
次に、天板と脚の補強材をつくっていきます。
材料は、脚部分のカットで余った端材を利用。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/07/sohorse-38.jpg)
端材の長さが「540mm」だったので、このまま使用します。
補強材は、脚の厚みを引いた長さ
ワンバイ材の厚み19mm × 4本 = 76mm
天板のサイズ540mm − 76mm = 464mm
「464mm」の長さでカット。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/07/sohorse-10.jpg)
これで、各材料の準備はできました。
ウマの組み立て
脚の組み立て
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/07/sohorse-34.jpg)
組み立ても、脚部分から作っていきます。
クランプなどを使って、2つの脚材を固定して立てます。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/07/sohorse-50.jpg)
固定は32mmのコーススレッドを使いますが、不安な方はボンドで接着してもいいと思います。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/07/sohorse-32.jpg)
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/07/sohorse-30.jpg)
脚材がしっかり接地しているのを確認して、皿取り・下穴・ビスを打ちます。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/07/sohorse-47.jpg)
他の脚も組み立てていきますが、ここで注意点がひとつ。
脚の交差する向きが重要で、上の写真のように左右対称につくる必要があります。
内側になる部分が左右対称になっていますよね。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/07/sohorse-31.jpg)
同じように組み立てると、内側と外側に出来てしまうので注意してください。
注意点に気をつけながら、脚を4セットつくります。
天板を固定
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/07/sohorse-39.jpg)
まずは天板から取り付けていきます。
天板と脚上部の端に、段差ができないように注意。
脚の組み立てと同じで、皿取り・下穴・ビスを打ちます。
ビスは32mmのコーススレッドです。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/07/sohorse-43.jpg)
片側に2本の脚を組み合わせているので、ビスを4箇所打っておくと強度も増して安心です。
補強材を固定
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/07/sohorse-33.jpg)
天板を固定したら、あとは補強材のみ。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/07/sohorse-49.jpg)
ただ補強材の取り付け位置を、左右の脚で合わせる必要があります。
接地面側からの長さを測って取り付けてもいいですが、かなり面倒…
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/07/sohorse-51.jpg)
そこで、こんなものを用意。
ただの木材ですが、150mmでカットしたものです。
これでそれぞれの脚に対して、同じ高さで補強材を取り付けることができます。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/07/sohorse-48.jpg)
150mmの木材の上に補強材をのせて、ビスで脚に固定していきます。
ここでも32mmのビス、もちろん皿取りと下穴はあけてあります。
作業用のウマ完成
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/07/sohorse-14.jpg)
ウマの完成です。
思った以上に簡単にできたので、小さいサイズを作ってもいいかもしれません。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/07/sohorse-21.jpg)
こんな感じで、材料を置いて作業したり
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/07/sohorse-20.jpg)
ウマの上に合板を置けば、大きな作業台にもなります。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/07/sohorse-13.jpg)
持ち運びも軽くて困らないですし、重ねることでコンパクトに置けてメリットだらけです。
まとめ
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/07/sohorse-26.jpg)
今回は、作業用のウマの作り方を解説してきました。
簡単につくれて、軽くてコンパクト。
材料費も安くすむので、とてもおすすめです。
これから作業台を作る、または買おうか悩んでいる方は参考にしてみてください。
それでは皆さま、ご安全に。
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