今、DIYといえば誰にでも通じる言葉ですが、その詳しい意味は知っていますか?
最近ではテレビでもDIYをテーマに取り上げられていますよね。
今回の記事では、DIYの意味とその歴史についてお話していきます。
『DIY』とは何の略?
DIYとは「do it yourself」の略称で、呼び方は「ディー アイ ワイ」と言います。
意味は「自分自身でやる」であり、専門家や業者に頼らず自分で作ったり、直したり、改善したりすることを表します。
業者に依頼すると人件費などがかかってきますが、自分でやることで材料費だけで済むので、大幅にコストを抑えることができるのがメリットです。
DIYには他にもメリットがあり、詳しくはこちらの記事で紹介しているのでぜひ読んでみてください。
DIYと日曜大工は違うの?
昔はよく「日曜大工」って言葉を聞きましたよね。
「DIYと日曜大工って同じなんじゃないの?」って意見もありそうですが、微妙に違うんです。
日曜大工は、趣味で楽しんだり必要なモノをつくるために、休日を使って木工作業をすることをそう呼んでいました。
DIYは、木工作業に限らず車だったりパソコンだったり、どのジャンルでも自分ですることを表します。
なので、私が今やっていることは日曜大工でもありますね。
DIYとハンドメイドの違いは?
ハンドメイドは、自分でつくった作品を販売したりして営利を目的としたことを言います。
身近な人を対象にしている方もいれば、ネットで販売されている方もいますよね。
さらにハンドメイドは私のような素人だけでなく、本業の方の作品も含まれています。
DIYは自分でつくった作品を個人で楽しむことを言うので、営利を目的としているかどうかの違いになります。
歴史を知ろう「DIYの始まり」
「DIY」という言葉は、第二次世界大戦でナチス・ドイツ軍の空襲を受け、被害にあった首都ロンドンで生まれました。
1945年の終戦後、荒れ果てた街を自分達の手で復興させる動きが国民たちの間で広まることになります。
その復興を目的とした国民運動のスローガンが、「DIY」=「do it yourself」だと言われています。
キッカケが復興運動のスローガンなんて、ちょっと意外だったなぁ…
でも「DIY」という言葉が街の再建に力を与えたなんて、すごいことだね。
それだけじゃないんだよ。
その後、この復興運動はイギリスからアメリカ全土へ広まったんだ。
アメリカでは戦争の被害が少なく、復興という意味で使われず、休日のレジャーであり趣味として浸透したんだけどね。
それが今ボクたちが使う「DIY」の始まりでもあるんだね。
そうだね。
その後ホームセンターがアメリカの各地で続々と増え、1970年頃に日本にもホームセンターができて人気を博したんだ。
DIYが浸透した理由は?
今の時代、インターネットを使えばいろいろな情報を手に入れることができます。
こうしたブログやYouTubeでの配信、SNSでも情報を発信している方もいます。
作り方やクオリティの高い作品を紹介されていることで、いろいろな方が興味を持つことになりました。
他にもホームセンターに行けば、木材や工具がすぐ手に入り、ネットを使えば安価なモノから高価なモノまで様々な電動工具も購入することができます。
デジタル化していく時代が、後押ししているのも理由の一つではないでしょうか。
まとめ
「DIY」という言葉のルーツや、その意味、人気な理由をお話してきました。
いかがでしたか?
DIYという略称は、じつは街の再建を目指し、復興活動に使われるほどの力強い言葉だったことに驚いた方も多いのではないでしょうか?
DIY(自分自身でやる)は、それだけ魅力的な力があるんです。
始めようか悩んでいる方、これから始める方、もうすでに始めている方、
DIYを楽しんで、有意義な休日を過ごしませんか?
それでは皆さま、ご安全に。
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