お疲れ様です、ichiです。
車中泊仕様のエブリイに「物を置ける棚」を作りたいなと思い、今回は無垢材とアルミパイプを組み合わせた棚DIYに挑戦しました。
既製品でも棚は売っていますが、せっかくなら端材を活用して「低コスト&オリジナル感」のある仕上がりにしたい。
そんな思いからスタートしています。
前回は「棚&折りたたみテーブル」を作ったのですが、今回はその反対側にもう一つ棚を追加しました。
前回の記事はこちらからどうぞ。

完成イメージ
まずは、完成品をご覧ください。

無垢材の温かみだけでは少し寂しいかなと思ったので、アルミパイプを組み合わせてデザイン性をプラス。
手間はかかりましたが、その分仕上がりには大満足です。
動画でもご覧いただけます↓
材料カット(丸ノコ使用)

まずは、材料を必要なサイズにカット。
私は端材を使ったので自分でカットしましたが、ホームセンターのカットサービスを利用するともっと楽にできますよ。
今回は設計図なしでつくっていきましたが、簡単な材料サイズはこちら。

上から棚板・背板・底板で、左右は側板になります。

思いつきで考えたサイズですが、参考程度に載せておきます。
棚板の「切り欠き加工」

棚板を側板にしっかりはめ込むため、切り欠き加工を行いました。
- 丸ノコの刃を深さ10mmに設定
- 墨線に沿って複数回カットし、ノミで整える
ポイントは、「ギリギリはまるサイズ」で加工すること。

大きすぎると棚板がガタつきます。
丸ノコの調整方法につてい詳しくまとめた記事もあるので、分からない方はこちらをチェックしてみてください。
側板のアール加工(ジグソー)

見た目の印象を柔らかくするため、側板の上部を丸くカットしました。

塗料缶など丸いものを型にして墨線を引くと、バランス良く加工できます。

カットした後は、カタチを整える程度に研磨しておきます。
面取り(トリマー)

角をそのままにしておくと荒っぽく見えるので、トリマーで面取り。
使ったのは、ボーズ面ビットです。
背面など目立たない部分は、紙ヤスリで簡単に処理しました。
アルミパイプをカット

今回、デザインのアクセントになっているのがアルミパイプ。
これを2つに分けて使います。

長さ「995mm」を、「470mm」ずつにカットしました。
使用したのはこれ↓
初めてでも、簡単に真っ直ぐカットできるのでおすすめです。

思ったよりキレイにカットできました。
パイプ用の穴あけ加工

アルミパイプを差し込むための穴を、ドリルで掘ります。
掘りすぎ防止の工夫として、ドリルにマスキングテープで目印をつけておくと便利です。
今回は10mmの深さで穴を掘りたいので、10mmの位置にテープを貼り付け。

おすすめのドリルがこちら↓
切れ味が良く、木材のバリが出にくいのが魅力です。
ジョイントカッターで溝掘り加工

ビスが見えない仕上がりにしたかったので、ジョイントカッターで溝を掘ってビスケット接合を採用しました。
ネジ頭が見えても気にならない方は、普通にビス止めでも問題ありません。

溝掘りが終われば、全ての加工完了です。
研磨(サンダー仕上げ)

仕上げは、サンダーで400番まで研磨。

とくにアール加工部分は丁寧に磨くと、触り心地がグッと良くなります。
組み立て手順

溝にボンドを塗り、棚板を差し込んでクランプで固定。
きちんと直角に固定されているか確認。


背板にビスケットを差し込み、底板を取り付け。


アルミパイプを側板に差し込みながら固定。
ここでもボンドが乾くまで、クランプで固定しておきます。

ボンドが乾き固定されたら、完成です。

組み立てる際に、はみ出して組み立てると仕上がりが良く見えます。
伸縮や変形しやすい無垢材には、対策としても効果的。

詳しく知りたい方は、こちらの記事をどうぞ。

エブリイに棚を取付

取り付けは、M6ボルトで車体に固定した板材に棚をビス止め。

水平を見ながら取り付けるのがポイントです。
ビスも貫通しない長さを使うように注意してください。

これで取付完了です。
床板と同じ無垢材なので、統一感もバッチリ。
関連記事:


棚のグラつき対策

棚を取り付けてみると、少しグラつきが出たので調整。

ゴム製クッション材を板材の裏側に貼って隙間をなくすことで、揺れを軽減できました。
まとめ

今回のDIYでは、
- 無垢材の質感を活かしつつアルミパイプでデザイン性を追加
- ビスケット接合で仕上がりをきれいに
- ゴムクッションで耐久性をアップ
という工夫をしました。
少し手間はかかりますが、その分仕上がりに大満足。
「エブリイ 棚 DIY」や「車中泊仕様の棚」を検討している方の参考になれば嬉しいです。
それでは皆さま、ご安全に。
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