お疲れ様です、ichiです。
今回はDIYでつくった 木製の郵便ポスト をご紹介します。
以前にも玄関に設置していたのですが、だんだん劣化してきたことと、なにより「使いにくい」…
そこで今回は思い切って 大容量でシンプルな郵便ポストをDIYで作り直しました。
とくに、ネット通販のメール便や回覧板なども入るサイズ感にこだわっています。
玄関の雰囲気を損なわない木製ポストなので、DIY好きの方はぜひ参考にしてみてください。
製作過程はYouTubeでも公開しています。
動画派の方はこちらもどうぞ。
現状のポストと作り直しの理由

まずは、これまで使っていたポスト。
実はこれ、3年前に自作したものです。
屋根がある玄関なので、耐久性はまだ問題なかったのですが、
- 奥行きが広すぎて使いづらい
- 鍵付きだけど結局使っていない
といった不便がありました。
そこで今回は もっと実用的でシンプルなポスト を目指しました。
郵便ポストの作り方
材料一覧

今回使用した材料はこちらです。
- 桧の集成材
(幅400mm × 長さ450mm × 厚み12mm)×2枚
(幅400mm × 長さ450mm × 厚み18mm)×1枚 - 長蝶番(ステンレス製)
- 平蝶番(ステンレス製)
- マグネットキャッチャー
- 樹脂製取手
・前回は杉の無垢材を使用しましたが、今回は「桧の集成材」を採用。
・雨が直接当たらない玄関のため、屋外でも問題ないと判断しました。
使った塗料

屋外用塗料は、信頼の「キシラデコール」を使用。
カラーは、落ち着いた「ピニー」を選びました。
おすすめアイテム
木材保護塗料の定番。屋外使用にも安心です。
作業手順の流れ
各パーツの墨付け

寸法を正確に罫書き。

失敗防止のため、何度も確認しておきます。
材料のカット

丸ノコ+治具でまっすぐカット。
この時に、真っ直ぐ切れる治具があると便利。
自作の治具や直角ガイドを使ってカットすると、正確に直角がでます。

仮組みで寸法確認してから、次へ進みます。
面取りと研磨

まずは面取りから。
トリマーで、角をボーズ面加工。

面取りができたら、サンダーで400番ペーパー仕上げ。
屋外用塗装(2度塗り)

今回は屋外で使うポストということで、屋外用の塗料「キシラデコール」を使います。
水性で、カラーは「ピニー」を使いました。

ローラーで塗布 → 十分乾燥。

冬場は、時間がかかるので要注意。
塗装をする時は、時間に余裕をもって作業した方がよさそうです。
組み立て
側板・底板・前板を固定する

ボンドを使いますが、屋外でも大丈夫な「タイトボンド」を使用します。
タイトボンドは、屋外でも使える耐水性のある木工用接着剤。
これなら確実に固定できます。

タイトボンドを接着面に塗りつけて、

ビスだと目立つので、ピンタッカーを使用。
ピンタッカーはピンネイルを打つ工具で、釘頭がなく打った跡が目立たずキレイな仕上がりになります。

続けて、他のパーツも固定していきます。

側板と底板は、直角を意識。

ここもビスだと目立つので、ピンネイルで固定しました。
扉を蝶番で取り付け

次は、扉の取り付け。
扉は干渉しないように、上部を1mm〜2mmほど隙間をあけておくようにします。
厚紙などを挟んでおくと、作業しやすいです。

扉を、底板と平蝶番で固定します。
左右に1個ずつ、2箇所に蝶番を取り付けます。
扉用にマグネットキャッチャーを取り付ける
扉を閉じた時に固定するため、マグネットキャッチャーを取り付けます。

片方の側板に、マグネットを固定して

扉側には、付属の鉄板を固定します。
片側1個しかマグネットキャッチャーを取り付けていませんが、十分に扉を固定してくれました。
背板を固定する
ここまで組み上げたら、背板を先に固定します。

タイトボンドを側板・底板の接着面につけて

背板側から、ビスで固定します。
この時に、ポストの位置が背板の中心になるように注意。
背板は皿取りして、ビス止め(壁傷防止)
「皿取り」については、こちらの記事で解説しているので一緒にチェックしてみてください。
フタを蝶番で取り付ける
フタ部分は、長蝶番を使って取り付けます。

まずはフタ部分から、長蝶番を固定。

フタに長蝶番をつけたら、そのまま本体に固定します。
ネジを締める箇所が狭くドリルドライバーが使えなかったので、手締めで締めました。
(組み立てる順番を間違えた…)
取手を取り付ける

最後に、取手を固定します。
取手は金属製だと錆びそうだったので、樹脂製のモノを選びました。

ボルトが通る穴をあけて、取手を取り付けます。

これで組み立て完了です。
郵便ポストの完成

できあがった木製ポストがこちら。

後側だけビスを使いましたが、玄関の壁に設置したら見えることはありません。

やはり木製ポストは、見た目にも温かみがありますね。
自作の郵便ポストを玄関に設置

設置は、「壁掛け」にしました。
設置するには、玄関の壁に穴をあける必要があります。

背板にビス穴をあけて、壁に固定します。
今回は、以前のポストの穴を流用しました。

これで、郵便ポストの設置完了です。

存在感はあるのに、玄関にしっくり馴染む見た目です。

シンプルだけど大容量。
メール便や回覧板も、余裕で入るサイズです。

使い勝手も良くなりました。

上から投函 → 前扉から取り出しのスムーズ構造

以前のポストより使いやすいポストになり、大満足です。
まとめ

今回は 大容量の木製郵便ポストをDIYで製作 しました。
既製品を買うのももちろん良いですが、自分好みのサイズ・デザインで作れるのがDIYの魅力です。
「メール便が入るサイズのポストが欲しい」
「玄関に木の温かみをプラスしたい」
そんな方は、ぜひ挑戦してみてください。
それでは皆さま、ご安全に。
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