ホームセンターに行くと、木材の値段の書かれている表示に「KD」「AD」や「プレーナー」「荒材」と書かれたものを見ると思います。
今回の記事では、そんなホームセンターで表記してある単語のご説明をしていきます。
他にもホームセンターで買える木材について書いた記事もあるので、よかったらこちらもどうぞ。
「KD」「AD」とは乾燥状態の違い
簡単に言うと、乾燥方法の違いになります。
他にも今回の記事では省きますが、「グリーン材」という木材があり、切った木材を粗乾燥させたようなモノなので水分が非常に多くお勧めしません。
購入するなら、「KD」か「AD」をお勧めします。
KD
「KD」とはKiln Dry(キルンドライ)の略で、強制乾燥されたものです。
高温で燻製したみたいな感じですね。
強制乾燥の特徴としては、木材の性質でもある収縮が無くなります。
反りやひび割れが起きにくいので、扱うのはKD材の方がいいのでお勧めしますが、AD材に比べて価格も高くなります。
AD
AD材はAir Dry(エアドライ)といい、自然乾燥させたものです。
分かりやすく言うと、天日干しです。
自然に時間をかけて水分を抜いていくので木に優しいですが、KD材に比べて反りが起こりやすいのがデメリットになります。
DIYで使うには、扱いにくい木材ですね。
プレーナーと荒材
ホームセンターの表記されているもので、他にもあります。
プレーナー仕上げか、荒材かの違いです。
ホームセンターによっては「KD」や「AD」に加えて、「ADP」や「KDP」と表記されていることもあります。
「P」とは、プレーナー加工済みのことを表しています。
プレーナー
プレーナーは、木の表面を機械でカンナ掛けされたものです。
カンナ掛けされていることで、表面が滑らかになっており、ヤスリ掛けの手間が減ります。
荒材に比べて、お値段も高くなります。
手間をかけたくない人は、プレーナー仕上げされた木材を買う方がいいでしょう。
荒材
荒材は製材されたそのままの木材で、表面がざらざらしています。
建築材として、目に見えない箇所で使用されることが多いです。
製材されたままの状態なので価格も安いですが、家具などに使う場合はヤスリ掛けを行う必要があります。
まとめ
今回は、「KDとAD」に「プレーナーと荒材」のご説明をしてきました。
手間なく扱いやすい木材を選ぶのであれば、「KDのプレーナー仕上げ」された木材を買うのがベストです。
作る上でも反っていたりすると、なかなか組み上げるのも難しいので初心者の方はこちらの木材を買った方が良いと思います。
しかし手間がかかっても購入費を抑えたい方は、「ADの荒材」を選ぶのもいいと思いますが、それだけつくるのに時間がかかるのは頭に入れておきましょう。
それでは皆さま、ご安全に。
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