私の家には4.5畳ほどの和室があります。
新築で家を建てる時に、和室をつくるかどうか悩む方が多いのではないかと思います。
昔は畳のある和室があって当たり前というイメージでしたが、ここ最近は和室をつくらない方も多いようです。
そこで今回は和室についてお話していきます。
さきに結論から言うと、『和室はあってもなくても困らない』だと私は思います。
人それぞれ和室に対しての好みが違うので断言はできませんが、特に和室が好きだという人でなければ必要性はありません。
それでは詳しくお話していきましょう。
我が家の和室を含めた間取り
我が家の1階の間取りで、右上が和室の部屋になります。
リビング横に配置しており、使い道としては今のところ人が泊まっていく際に宿泊用に使っているくらいです。
普段は押し入れに布団やお客様用の座布団なんか収納しています。
部屋自体は普段全く使っていない空き部屋と化しています。
和室があることによるメリット
いざという時に活用できる
フローリングの床ではできない活用法があります。
コタツを置けば接待用の居間になったり、布団を敷けば寝室にもなります。
フローリングに比べて畳だと柔らかいため、しばらく座ることもできます。
湿度調整ができる畳
畳に使われているイグサなどは湿気を調整してくれる特性があり、湿度が高い時には湿気を吸ってくれ、湿度が低い時には湿気を放出してくれます。
しかし最近の畳は化学繊維の素材を使ったモノもあるので、畳の素材によって違ってきます。
イグサの香り
畳のある部屋は特有の香りがしますよね。
とてもリラックス効果があり、就寝時には効果的かもしれません。
しかし香りに関しても、畳の素材によっては全く香りがないモノもあるので、選ぶ際は注意してくださいね。
和室があることによるデメリット
傷や凹みがつきやすい
繊細な繊維でつくられているため、傷が凹みがつきやすいのがデメリットです。
大物家具を置いていたのを除けてみたら、しっかり跡が残ってしまったという方もいると思います。
畳の上に物を置く時は注意が必要です。
カビやダニが発生しやすい
繊維の隙間にゴミが溜まりやすく、カビやダニの発生原因になることもあります。
化学繊維の畳であればカビやダニに強いですが、畳特有の香りや自然な色合いがお好きな方には向きません。
定期的に張り替えが必要
畳は劣化していくため定期的に張り替えをする必要があります。
フローリングに比べ、畳は劣化が早いのが欠点です。
和室はあった方がいいのか?
今までのお話してきた通り、管理面では畳があるとデメリットが多いですが、フローリングにはない活用法やリラックス効果というメリットもあります。
和室をつくるか悩んでいる方は、下の基準を参考にしてみてください。
- 和室が好きか嫌いか
- 来客の対応用に使うか
- 寝室として使うことがあるか
- 座って作業をすることがあるか
このようにご自身の生活スタイルに和室が必要かどうかを考えると、答えが出やすいと思います。
我が家では、来客時や人が泊まりに来る機会もあると思い和室をつくりましたが、使うことがそれなりにあるのでつくって正解でした。
和室はいらないが畳が欲しい場合
和室はいらないけど畳は欲しいという方は、ユニット畳(置き畳)というものがあります。
おすすめは琉球畳タイプ。
「琉球畳」とは、ヘリのない正方形で最近ではこの琉球畳を使っている方が多いです。
我が家のように交互に色違いを置いていくことで、モダンな空間を作ることもできます。
ユニット畳であれば必要な際には置いておき、いらない時にはすぐに除けることができるので便利ですよ。
まとめ
和室の必要性は時代が流れるにつれて、減ってきている気がします。
しかし、日本人には昔から馴染みがあり今でも必要だという方もいます。
私も和室の雰囲気は好きですし、畳の香りもやはり好きです。
今では絶対に和室が必要だという固定概念はなくなりましたが、ご自身の使い道や好みで和室をつくるか考えてみてください。
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