DIYで何かをつくる時にまず最初にする作業といえば、設計図でしょう。
頭の中でイメージしてつくる方もいると思いますが、多くの方は設計図を書いて作りだすと思います。
そして、設計ができたら今度は木材の調達。
ムダな材料を買わないためにも、必要な木材の数や長さを考えて購入していると思います。
この作業を紙に手書きしておこなっている方もいると思いますが、設計と木取り図を手書きでおこなっているとこんなデメリットがあります。
- 設計図が上手く書けない。
- 設計図ができても、購入する材料のサイズや数量を一から考えなければならない。
- 購入する材料を考えて買ったつもりが、計算違いをしている。
- 実際に材料を購入すると、思った以上の費用がかかる。
このデメリットを簡単に解決できるのが、DIY専用のWindowsアプリ『caDIY3D』になります。
それでは詳しくご紹介していきます。
caDIY3Dとは『木工DIY専用の設計ソフト』
caDIY3Dは、3Dで立体的に動かせる木材や資材を、積み木のように組み上げて、自分が思い描いた家具などのデザインをシュミレーションできるソフトです。
木材の切り分けや寸法、予算の計算なども自動でしてくれるため、設計図を手書きするのが苦手な人はもちろん、材料のサイズ・必要数を考えるとたまに失敗すると悩んでいた方に、とてもお勧めのお役立ちツールです。
caDIY3Dを使うとこんなメリットがあります。
- DIYでよく使われているワンバイ・ツーバイ材や合板が用意されている。
- ラブリコやキャスター、蝶番などの資材もある。
- ペイントもできるため、完成した色合いも想像しやすい。
- 設計図をつくると同時に、木取り図ができている。
まさに、私たちDIYerに最も適した設計ソフトと言えます。
操作方法も組み立てる程度であれば誰でも出来るので、とても役立つツールとなっています。
caDIY3Dを使って良かったこと
木取り図を使って材料調達の失敗を防ぐ
紙に手書きで設計していた頃は、買ってきた木材が足りなかったり、余ったりすることがありました。
他にも、寸法の計算間違いで木材を追加購入しなければならなくなったり、材料のサイズを考えている時に間違えたことで一から計算したり、考え抜いた後も確認に時間がかかっていました。
人間が失敗を防ぐには確認が大事です。
それでも失敗するのがまた人間。
そこをcaDIY3Dの木取り図に頼ることで、時間と失敗を大幅に減らすことができます。
例えばこんなチェアを設計すると、
設計と同時に、こんな木取り図が自動的にできあがっています。
ソフトで設計・木取り図をつくるのもまた私たち人間なので、失敗が100%ないかと言われればウソになりますが、全てを自分の頭で考えるより失敗率が圧倒的に少ないです。
設計図に寸法を割り出すことで失敗がない
実際に作っている時でも細かい箇所だったり、寸法を確認したりしたくなる時があると思います。
caDIY3Dは寸法線を入れることができ、クリックひとつで自動的に計算してくれます。
使いこなせば、あられ組みや相欠き継ぎなどの細かい寸法も割り出せることができます。
描くより簡単にできる設計
DIYでつくるモノによって、同じ寸法の木材を大量に使うことがあります。
例えば、縁台やウッドデッキ。
これは私がつくったものですが、caDIY3Dで設計したのがこちら。
座る部分の木材が多数並んでいますが、全てコピペして並べています。
パソコンに多少でも慣れている方なら使っている「Ctrl+C」と「Ctrl+V」で一気に作り上げることができます。
これを手書きで書いていると時間がかかりますが、ソフトでコピペしてつくると大幅に時間短縮になります。
大きさをイメージしやすい
つくろうと思っているものが大物だと、実際のサイズがどれほどの大きさになるか気になる時もあると思います。
それがcaDIY3Dだと、パーツモデルで追加することができます。
人間と車体を入れてみましたが、パーツモデルを入れることでサイズ感がイメージしやすいですよね。
これができることで、「もうちょっと横に広い縁台にしようかな」や「2人座れるくらいでいいからまだ小さくていいかな」など、作る前にサイズを変更することができます。
まとめ
今回の記事では、DIYで必要な設計図と木取り図を簡単にできる設計ソフト「caDIY3D」についてご紹介しました。
DIYでは設計をどれだけするかによって、計算間違いや作業にかかる時間などを減らすことができます。
DIYに限らず、何をするにしても準備や確認が何より大事だと思います。
今まで以上に確実な準備や確認ができるように、あなたのDIYにぜひ「caDIY3D」を取り入れてみてください。
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