1年後の状態はどう?DIYでつくった屋外の木材の様子を確認!

DIYを趣味にしている人の中には、屋外で木を使うことに抵抗を感じている人もいるのではないでしょうか?

私はこれまでDIYでつくった作品の中に、屋外のモノもあります。

ほとんどのモノが、屋根がない雨ざらしの状態で放置してある状況。

どれも製作後からだいたい1年経ったので、今回は現在の状態をご紹介していきます。

結論から言うと、1年くらいであれば雨ざらしでも放置で問題ありません。

しかし屋外で使う物には塗装は絶対で、さらに塗料によって劣化具合に差が出ることが、この1年経過で分かりました。

この記事を読んで分かること
  • 屋外で使う木材を腐りにくくする方法
  • 屋外におすすめの塗料
  • 1年経過した木材の状態
目次

屋外DIY作品『1年経過後の状態をチェック』

自宅の庭に作ったDIY作品の数々をチェックしていきます。

DIYウッドデッキ(縁台)

こちらが、1年経過したデッキです。

木材の種類は「ヒノキ」で、使った塗料は「キシラデコール」になります。

環境としては、全く屋根のない雨ざらし状態です。

最初は真っ直ぐきれいに揃っていたんですが、収縮したのか端がジグザグになっています。

こうしてみると自然にこれだけ変化しているのを見ると、木も生きてるんだなと感じますね。

木材なので仕方ないですが、最初になかった割れができてました。

使う上では全く問題ありません。

角部分も全く問題ないですね。

腐りだすとボロボロになってきますが、まだまだ大丈夫そうです。

下から覗いてみた写真です。

裏部分は全く変化ないですね。

やはり影響されやすいのは、日が当たり雨があたる部分のようです。

脚部分も劣化していませんね。

本来であれば、ブロックなどを置いて水はけ対策をした方がいいんですが、ゴム板を置いて対策しています。

DIYエアコン室外機カバー

この室外機カバーは、木材は「ヒノキ」でホームセンターの安い塗料を使っています。

塗料のせいか、かなり色あせて変色しています。

雨が降った時に水が溜まりやすいのか、劣化が進んでいるように見えます。

これはこれで私は好きな風合いですが、再塗装が必要でしょうね。

前面はまだ大丈夫そうです。

天板部分と比べて、色あせが進んでいません。

室外機カバーも、裏側はさほど劣化しているように見えません。

ちなみに骨組みは「スギ」を使っています。

DIY自転車(バイク)置き場

正確にはバイク置き場です。

木材の種類については、柱は「ヒノキ」ですが、それ以外は「スギ」です。

塗料は「キシラデコール」を使っています。

違う角度から見た写真ですが、まだまだ大丈夫そうです。

色あせもまだしていないように見えます。

近くで見ても、変化が少ないように見えます。

スギよりヒノキの方が雨に強いと思っていましたが、こうしてみるとスギの方が強い?

柱は束石に直接置いている状態ですが、全然腐っていません。

ずっと日が当たる場所ではないですが、大丈夫そうです。

屋根部分は全く問題ありません。

やはり自然の影響を受けにくい箇所は、腐りにくいようです。

DIYポスト

前回の台風の雨風でちょっと汚れてしまっていますが、劣化していません。

木材は「スギ」で、ホームセンターの安い塗料を使っています。

フタをあけて内部も見てみましたが、当然問題ありません。

ここは玄関の屋根や壁に覆われている場所なので、安い塗料でもある程度耐えれるようですね。

やはり野ざらしよりは、環境がいいみたいです。

木材が腐るのを防止する方法は?

地面からの湿気対策をする

まず地面に直接木材を置くのは、一番やってはいけないことです。

地面からの湿気で腐りやすい状態になります。

コンクリートブロックなどを使うと湿気対策になるため、木材を屋外で使う時はその上に置くようにします。

ゴムパッキンなどを間に入れると、さらに効果的ですね。

木表・木裏を使い分ける

上の写真を見てもらったら分かるように、凹んだ形状で反っています。

これは木材の木表を上にしたことで凹んでいるんですが、『木表・木裏』について分からない方はこちらの記事で解説しているのでチェックしてみてください。

木表・木裏以外の木の特性についても解説しているので、参考になると思います。

この木表を上にしたことで、雨水が溜まりやすく腐りやすい状況と言えます。

木表・木裏については他にも特長があり何を重視するかで変わりますが、

「木表」を選ぶ
木裏に比べ表面がきれいなため、見た目を重視

「木裏」を選ぶ
変形・反りによる凹みで雨水が落ちるため、耐久性重視

といった、ご自身が好きな特長を活かしてつくりましょう。

ここでは腐りにくい作り方を解説しているので、対策としては必然的に木裏が上になります。

いい塗料を使う

木の腐り対策で、塗装はやはり屋外では必須です。

実際に1年経過した木材の状態を見ると、やはり塗料の違いが大きく影響しています。

おすすめは、やはり「キシラデコール」一択です。

屋内や雨が当たらない場所であれば安い塗料でもいいですが、雨ざらしの場所であれば耐久性のある塗料を使うべきです。

安い塗料の場合、1年が限界ということが今回分かりました。

屋外に適した木材を使う

最初に言ってしまうと、屋外に適した木材というのはとても高価です。

ウリン、レッドウッド、ウエスタンレッドシダーなどありますが、これらで製作すると費用がすごいことになります。

DIYでよく使われるSPFやホワイトウッドは、価格が安く手に入りやすい木材ですが、水に弱く屋外使用には適していません。

私は妥協してスギやヒノキを使っていますが、金銭面で余裕のある場合はハードウッドを使うようにしましょう。

定期的なメンテナンス

つくったあとに効果的なのは、メンテナンスです。

どんなにいい塗料を使っても、定期的に塗り直しする必要があります。

今回1年経った作品をご紹介してきましたが、そろそろ塗り直ししていこうと思っています。

これをするだけでも、腐ることを防ぐことができます。

まとめ

いかがでしたか?

屋外での木材使用はその後の経過が心配ですが、適した方法で対応することで木の腐りを防ぐことができます。

つくった後のメンテナンスも必要ですが、その作業もDIYの一つですから楽しみながらできたらいいですね。

それでは皆さま、ご安全に。

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