皿取錐と埋木錐でネジをきれいに収める!きれいに隠せる使い方!

  • ビスを打ったけどビスの頭が目立つな…
  • ビス頭の周辺にバリみたいのが出てしまう…
  • 打ち込みすぎて、ビス頭と木の表面に段差ができてしまった…
  • ビスを隠したいな…

DIYを始めて慣れてきたら、こんなふうに思うことがあると思います。

今回はそんな悩みを解決するアイテムをご紹介していきたいと思います。

目次

皿取錐と埋木錐

スターエムさんから販売されている皿取錐埋木錐が、今回の便利アイテムになります。

この工具があるとビスを打ち込んだ箇所がきれいに見え、つくった作品のクオリティが変わってきます。

それでは、それぞれ使用目的が違うので別々にお話していきます。

皿取錐

皿取錐の特徴は、下穴を開けるためのドリルビスの皿頭の部分も削り取れることにあります。

一度に2つの工程ができるので作業時間の短縮になります。

上の2つが下穴錐で、一番下にあるのが皿取錐です。

見るからに違いますよね。

普通の下穴錐は、テーパー状になったドリルがついているだけですが、皿取錐はドリルで下穴をあけた直後に皿取をする刃がついています。

皿取のみできる工具もありますが、下穴をあけなければならない上に、皿取した中心に下穴をあけるのはちょっと難しいですよね。

この工具であれば下穴と同時に皿取もできるので、簡単に皿取した中心に下穴があけることができるのもメリットになります。

付属の六角を使って中にあるイモネジをゆるめれば、内錐を取り出すこともできます。

別売りしているようなので、交換することもできますね。

この皿取錐、サイズが何種類かありますがコーススレッドを基準に考えると、皿部分の収まりからして『3×9』がちょうどいいと思います。

埋木錐はいらないけど、皿取錐だけ欲しいなって方もいると思いますが、ちゃんと皿取錐だけで販売されているのでご安心ください。

埋木錐

「ビスを打ちたいけど、ビスの頭が見えるのがちょっと…」

そんなモヤモヤした気持ちを解決してくれるのが、この埋木錐。

簡単に言えば、皿取錐であけた木材と同じ木材で、ダボを作ることができます。

その同じ木材でつくったダボで、ビスを隠すために埋めることができるのがこの埋木錐の特徴です。

違う種類の木材で埋木をすると目立ってしまいますが、この工具であれば同じ木材で埋めることができるので、埋木周辺に馴染みます。

こちらも単品で販売されているので、皿取錐しか持っていない方は是非買ってみてください。

使い方

それでは皿取錐と埋木錐の使い方をご説明していきます。

ここでも別々にお話していきます。

皿取錐の使い方

皿取錐は使い道が2つあって

  • ビスの頭をおさめる
  • ビス自体を隠す

このどちらかで掘る深さが変わってきます。

私の場合は、棚を作る時など天板や側板の見える部分はビスを見せたくないので、ビスを隠して埋木をします。

逆に見えない部分は隠す必要がないので、ビスをおさめる皿取をしています。

そうです、皿取だけならビスの頭が入るくらいの深さ、埋木をするなら木ダボを埋めるだけの深さを掘らないといけません。

順にご説明していきます。

皿取

皿取をする部分は赤丸で囲った部分になります。

つまりその部分まで掘れば皿取ができるということです。

皿取した状態
ビスを打ち込んだ状態

皿取した穴と、実際にビスを打ち込んだ写真です。

バッチリおさまっていますね。

埋木

埋木の穴をあける時は、ある程度深くまで掘る必要があります。

埋木ができる程度の深さであればいいので、私は毎回アバウトでやっています。

埋木用の穴をあけた写真です。

左の穴が埋木用、右の穴が皿取です。

埋木錐の使い方

それでは埋木錐の使い方ですが、こちらは少々コツがいります。

購入者のレビューを見てみると

ダボがつくれる成功率が低いから不良品なんじゃない?

途中でダボ頭が割れちゃうよ!
本当にこれで作れるの!?

こういったコメントがありますが、確かに難しいですがコツをつかめば大丈夫です

私のコツが正解なのかは分かりませんが、この方法であればほぼ成功しているので、ご説明していきます。

使う電動工具はドライバドリルの方がいいです。

インパクトドライバーだとショックが働き、ダボが割れやすくなります。

まず、押し込む感覚で穴をあける箇所に傷をつけるイメージで回転させます。

傷があることにより、安定してズレにくくなります。

ズレにくくなったら、軽く押さえ、高速回転でゆっくり進めます

薄い材料なら貫通させた方がいいですが、厚い材料なら途中で止めても大丈夫です。

貫通させた場合

貫通させた場合、抜き取ったらダボが埋木錐の中に出来上がります。

指では取れないので、マイナスドライバーなどで外に向かって押し出します。

途中で止めた場合

途中で止めた場合は、掘った穴の中に残っているので、

マイナスドライバーで折って取り出します。

成功すると、このようなダボが出来上がります。

今回は柔らかい杉でつくったので表面が荒いですが、固い木材でつくればキレイに作れます。

埋木をする

それではお手製のダボで埋木をしていきましょう。

ダボを皿取錐であけた穴に入れ、

ハンマーで叩き入れます。

ダボを入れる時に木目を合わせると、仕上がりがさらに自然になります。

今回は木目を気にせず入れてしまいましたが、作品をつくる時には注意してみてください。

ダボを奥まで入れたら、アサリのないノコギリで出ている部分を切り取ります。

アサリ」とは、ノコギリの刃が左右交互に外側に出ている状態を言います。

このノコギリだと、アサリがなく木材に傷をつけることなく平面に切ることができます。

1本持っておくと便利ですよ。

そしてカットした状態がこちら。

これで埋木の完成です。

仕上げにサンダーをかけてやれば、表面もきれいになります。

まとめ

今回は皿取錐と埋木錐のご紹介をしてきました。

ビスをおさめる、隠すだけで素人感をなくすことができ、作品の完成度が上がります。

しかも皿取に関しては、下穴 → 皿取 といった一度でおこなうことで作業工程をカットすることもでき、埋木をしないにしても皿取錐は持っておいて絶対に損はしません。

DIYに慣れてきて、もうワンランク上の作品が作りたくなったら、ぜひこの『皿取錐』と『埋木錐』使ってみてください。

それでは皆さま、ご安全に。

今回使用した工具

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