お疲れ様です、ichiです。
今回は、久しぶりにエブリイのDIYです。
これまでいくつか製作してきたエブリイバンの車中泊仕様。
以前に大きな収納を荷室につくりましたが、さらに増設してみようと思います。
それは、ティッシュボックスを備えた小物が収納できる棚。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2024/06/side-storage-shelf-105.jpg)
収納棚の上部分がかなり余っているので、ここに今回つくる収納付きティッシュボックスを設置することにします。
それでは作っていきましょう!
YouTubeでも配信しているので、動画で観たい方はこちらをご覧ください。
材料
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2024/09/tissuebox-46.jpg)
今回つかう材料は「アカシア集成材」。
スギやヒノキを材料にするとナチュラルな雰囲気になりますが、最近は好みが変わってアウトドアみたいな雰囲気が好きになってきました。
アカシア集成材は、アウトドアな雰囲気を出すにはうってつけです。
材料のカット
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材料をカットしていきますが、基準となるのはこの背板にする「300mm×450mm」の板材。
このサイズに合わせて、全体のサイズを作っていきます。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2024/09/tissuebox-50.jpg)
後々カタチを変えていきますが、「前板・側板・仕切り板・底板」をまずは丸ノコで直線にカットします。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2024/09/tissuebox-32.jpg)
そして、テッシュを取り出すフタをベニヤ板(2.3mm)でつくります。
薄いのでカッターでも切ることができました。
材料の形状加工
それぞれの加工を紹介していきます。
側板・仕切り板
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側板と仕切り板の1枚ずつを傾斜をつけたカタチにしたいので、丸ノコでカットしていきます
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2024/09/tissuebox-16.jpg)
仕切り板の方は前板をかぶせるようにしたいので、切り欠きをいれました。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2024/09/tissuebox-44.jpg)
残りの側板と仕切り板は、角をアール加工します。
テープなどを使って、曲線を罫書いておきます。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2024/09/tissuebox-48.jpg)
テープで罫書いた線を、ジグソーでカット。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2024/09/tissuebox-47.jpg)
ちょっと大きめのアール加工にしました。
ティッシュの取り出し部分
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2024/09/tissuebox-38.jpg)
ティッシュを取り出すための穴をあけていきます。
まずはボアビットを使って、左右均等の位置に穴あけ。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2024/09/tissuebox-31.jpg)
2つの穴をつなげるために、カッターで切っていきます。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2024/09/tissuebox-37.jpg)
これでティッシュの取出口ができました。
ティッシュボックス側板の溝掘り
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2024/09/tissuebox-42.jpg)
ティッシュボックスのフタは、スライドして外せるようにしたいので溝を掘っていきます。
フタをスライドするためには、左右同じ位置に溝を掘る必要があります。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2024/09/tissuebox-29.jpg)
そこで便利なアイテムが、この「毛引き」という道具。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2024/09/tissuebox-39.jpg)
刃物でキズをつけて印をつける道具ですが、これを使うことで材料の端から狂いなく罫書くことができます。
こういった目立たない箇所に使うには、最適な道具。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2024/09/tissuebox-51.jpg)
トリマーの掘り込み深さを、溝の深さの「5mm」に調整。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2024/09/tissuebox-43.jpg)
毛引きでつけた罫書き線を頼りに、トリマーで溝掘り加工。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2024/09/tissuebox-34.jpg)
ちなみに普通のストレートビットより、この「エンドミル」というビットがおすすめです。
ストレートビットより切れ味が良いので、サクサク掘ることができます。
今回はフタで使ったベニヤ板の厚みが2.3mmだったので、引っ掛かりなくスライドさせるためにちょっと大きめ「3mm」のエンドミルを使います。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2024/09/tissuebox-35.jpg)
エンドミルで溝を掘ると、きれいに加工完了。
こんな感じに溝を掘ることができました。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2024/09/tissuebox-30.jpg)
試しにフタをスライドしてみましたが、動きもバッチリ。
引っ掛かりなく、スイスイ動きます。
面取り作業
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2024/09/tissuebox-13.jpg)
今回は、ボーズ面ビットをセットしたトリマーで背板のみ面取り加工しました。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2024/09/tissuebox-17.jpg)
他の材料は、サンドペーパーで地道に面取り。
角が落ちる程度の面取りでよかったので、軽くサンドペーパーで磨いておきました。
研磨作業
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2024/09/tissuebox-5.jpg)
下準備の最後に、サンダーで全体を研磨しておきます。
研磨することで塗装ものりやすくなるので、必ずやっておきたい作業です。
組み立て作業
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2024/09/tissuebox-8.jpg)
下準備が全て終わったので、いよいよ組み立てていきます。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2023/11/pintacker-23.jpg)
組み立てで使うのは、ピンタッカーとボンドのみ。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2024/09/tissuebox-19.jpg)
ピンネイルだけでは保持力がないので、ボンドは必須です。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2024/09/tissuebox-7.jpg)
ボンドをつけたら、ピンタッカーで打ち込んでいきます。
このパシュパシュ打ち込む感覚がとても楽しい。
蜜蝋ワックスで塗装
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2024/09/tissuebox-15.jpg)
塗装は蜜蝋ワックス。
毎回おすすめしていますが、木材との相性が抜群です。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2024/09/tissuebox-12.jpg)
とくにアカシア集成材は模様が独特なので、蜜蝋ワックスを塗り込むことでさらに際立たせてくれます。
エブリイバンに取り付け
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2024/06/side-storage-shelf-98.jpg)
私のエブリイには杉無垢ボードで壁板をつくっているので、ここに直接固定します。
これは以前に記事にしているので、興味のある方はぜひこちらもチェックしてみてください。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2024/09/tissuebox-21.jpg)
固定はビスで打ち込みました。
サイドパネルがあると簡単に家具を固定できるので、とても便利です。
収納付きティッシュボックスの完成
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2024/09/tissuebox-14.jpg)
無事にエブリイに設置することができました。
以前につくった収納棚と同じ材料なので、違和感も全くありません。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2024/09/tissuebox-26.jpg)
サイズ感もバッチリ。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2024/09/tissuebox-18.jpg)
テッシュ箱もこのとおり、スッポリ収納。
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2024/09/tissuebox-27.jpg)
DIYでつくったにしては、まあまあの出来ではないでしょうか。
まとめ
![](https://www.ichiwood.com/wp-content/uploads/2024/09/tissuebox-1.jpg)
今回の簡単なDIYでしたが、出来上がりには満足。
DIYなんて自己満足が全てです。
DIYで車中泊仕様にしたい方は、まずはこういったモノから作ってみてはどうでしょうか?
それでは皆さま、ご安全に。
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