【精密なカットを実現】丸ノコの刃の交換と正確な調整方法を解説!

マルノコを買ったけど、ちゃんと使えるように調整できてるのかな?

最近なぜか真っ直ぐに切れない…

切り口が毛羽立ってきたなぁ…

そんなお悩みの方に、今回は写真つきで調整方法をご説明したいと思います。

説明書にも書いてありますが、写真があった方が分かりやすいと思ったので、よければ参考にしてみてくださいね。

丸ノコで実際に木材を切る方法は、前の記事を参考してみてください。

YouTubeでも配信しているので、動画で観たい方はこちらをご覧ください。

目次

各部の調整方法

私が使っている丸ノコ「KS511D」でお話していきます。

主に調整する内容は下の4つになります。

  1. 切り込み深さ調整
  2. 傾斜角度の調整
  3. 平行度の調整
  4. 直角の調整

調整を始める前に必ずやっておかないといけないのが、バッテリを抜いておくこと。

今回の丸ノコは充電式なのでバッテリですが、コード付きの丸ノコはコンセントから抜いてください。

調整中に回転してしまうと怪我のレベルでは済まないです。

切り込み深さ調整

以前の記事でもご説明していますが、切り込み深さ調整の方法です。

切り込み深さの調整は調整用レバーをゆるめて、合わせたい深さにベースを上下して調整します。

深さ量はノコ刃が切断する材料より少し出ていれば大丈夫です。

切り込み深さを正確に調整するときは、ノコ刃の出しろをスコヤなどで実測してください。

傾斜角度の調整

角度調整用レバーと角度調整用ツマミナットを弛めて、傾けたい角度に調整します。

調整後は、先ほど弛めたレバーとナットを締め付けます。

平行度の調整

ベース側面とノコ刃の平行度を微調整できます。

最初に六角穴付ボルトを少しゆるめます。
(付属の六角棒スパナではこの六角穴付ボルトには合わないのでご自分で準備してください。)

安全カバーをいっぱいまで開き、固定します。

いろいろ方法はあると思いますが、簡単にテープで固定しました。

ノコ刃の前後のベース側面からノコ刃までの寸法が同じになるように、差し金で測りながらベース後側を手で横方向に動かし調整します。

前後ともちょうど100mmなので、OKですね。

調整が済んだら、最初にゆるめた六角穴付ボルトを締めて固定します。

直角の微調整

ノコ刃とベースの角度を90度に微調整します。

まず微調整ネジをゆるめます。
(ここでも付属の六角棒スパナでは合わないので準備が必要です。)

次に傾斜角度の調整の時と同じで、角度調整用レバーと角度調整用ツマミナットをゆるめます。

ノコ刃とベースの底面に直角の出ているものを当て、直角になるように調整します。

ここで「スコヤ」があると便利です。

シンワ測定の完全スコヤは土台となる箇所が厚いので測りやすく、きっちり90度出るのでおすすめです。

直角になったら、角度調整用レバーと角度調整用ツマミナットをしっかり締め付けます。

スコヤの正しい当て方◎
スコヤをアサリ部分に当てているため×

ノコ刃にはアサリがついており、刃の部分よりアサリの部分の方が若干幅が広くなっています。

アサリ部分にスコヤを当てると、隙間ができて直角が確認しづらいので、アサリ部分に当たらない箇所にスコヤを当てましょう。

そしてゆるめた微調整ネジを回し、ネジの先端が角度調整板に当たった所で止めます。

必要以上に締めず、当たった所で止めて大丈夫です。

それ以上に締めると、ボルトが入れば入るほど傾いていきます。

その後もう一度、直角を確認して問題なければ完了です。

排気口の調整

排気口の向きは、回して調整できます。

ノコ刃(チップソー)の取り付けと取り外し方

チップソーは購入時には付属されていないので、別途購入してセットする必要があります。

今回はちょうど交換しようと思っていたので、作業の流れをご紹介します。

ノコ刃(チップソー)の取り外し方法

赤丸で囲ったシャフトロックを押し込み、ノコ軸の回転をロックします。

次にロックした状態のまま、付属の六角棒スパナで六角穴付ボルトゆるめ、アウタフランジを取り外します。

安全カバーをいっぱいまで開き、固定します。

ゆるめた六角穴付ボルトから順に取り外します。

左から順に

  1. 六角穴付きボルト
  2. アウタフランジ
  3. ノコ刃(チップソー)
  4. インナフランジ

取り付ける時に迷わないように、外した順に置いていくと取り付ける時に分かりやすいです。

インナフランジは向きに注意しましょう。
凸側がチップソー側になります。

ノコ刃(チップソー)の取り付け方法

取り付け方法は、取り外した手順の逆を行っていくだけですが、チップソーの取り付ける向きに注意します。

チップソーの矢印マークと、ダクトボックスの矢印マークの向きを合わせて取り付けます。

矢印マークを合わせた状態です。

そして取り外しと逆の順番で取り付けていき、取り付け作業終了です。
(インナフランジの向きには注意してくださいね)

ちなみに私がいつも買っているチップソーは、『山真製鋸(YAMASHIN) ブラックパールサイレント』です。

125mmチップソーでは有名ですが、安価なのにかなりキレイに切ることができるので、コスパが良くおすすめです。

調整後の試し切り確認

調整後は試し切りをして確認します。

ガイドを利用して、直角に切ります。

やはり新品の刃は、切れ味がいいですね。

断面がツルツルです。

さて、それでは試し切りした材料で調整後の確認をしていきます。

平行度確認
直角確認

スコヤで平行度と直角を測り、90度が出ていればOKです。

まとめ

今回は丸ノコの『各調整方法』『チップソー交換方法』をお話してきました。

木工DIYで持っていると便利な丸ノコですが、作品のクオリティー良くするにはカットの精度も大変重要になってきます。

こういったメンテナンスをたまにしているだけで、使う工具にも愛着が持てると思うので是非やってみてください。

ただ調整やチップソーの交換の時も丸ノコはとても危険なので、作業一つ一つに注意して必ず電源となるものは抜いておいてください。

それでは皆さま、ご安全に。

今回使用した商品

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